施術時の冷却
今回ご紹介するのはレーザー装置ではありません。
レーザー治療の時に使用する冷却装置です。
当院では12月より導入しています。
これはマイナス4℃の冷風を出す装置です。
これで皮膚を冷却しながらレーザーを照射します。
効果には二つあります。
一つは冷却によって痛みを緩和することができます。
いままでは局部麻酔を併用しないと照射できなかった場合もこれを使うと麻酔無しで照射できます。
もう一つは術後の冷却です。
レーザー照射にてかなりの熱を加えることになります。
これを冷却することで、治療後の赤み(ダウンタイム)を短くすることができます。
また、熱の炎症を抑えると後に発生する色素沈着(炎症後色素沈着)を最小限に抑制することが可能となります。
レーザー治療においては弱い出力では十分な治療効果がでないため、強く照射することが理想であることは判っています
。しかし、出力を上げれば上げるほど合併症が起こる確立は高まります。
しかし、この冷却装置を使用することで以上の効果が得られるため、レーザーの出力を従来より強くすることができます。
したがって治療効果も上げることが可能ということです。
脇役と思いきや主役の力を十分に発揮するために非常に重要なアイテムとなります。