2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

AGA

AGAは男性型脱毛症でAndrogenetic Alopeciaの略です。男性ホルモン(アンドロジェン)が関係している脱毛症です。前頭部、頭頂部に脱毛が見られます。遺伝傾向が関係していることもあります。アンドロジェンは5αリダクターゼという酵素が作用して ジヒドロ…

水いぼ

「水いぼ」は伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)ウイルスという病原菌が原因のイボの一種です。小児にありふれた皮膚感染症です。 いずれ自然に消失するので、治療の必要はないとも言われます。しかし、いつなくなるか分かりませんし、待っている間に…

茶色いアザ

茶色いアザは扁平母斑と呼ばれます。生後すぐから見られる場合や、思春期頃から発生することもあります。色々な形があり、円形のものや、地図状のいびつな形をしたものなどがあります。胸、背中、肩などに太い体毛を伴うタイプはベッカー母斑と言われます。 …

異所性蒙古斑(体の青あざ)

蒙古斑とは殿部の正中にみられる青あざですが、通常就学時までには自然に消失します。異所性蒙古斑とは殿部正中以外に見られる青あざで、多くは自然に消失しますが、成人になっても残る場合があります。 左の写真では肩から手の甲にかけてアザが見られます。…

ケロイド

ケロイドというのは皮膚の一部が赤く、みみず腫れのように隆起した状態で、痛みやかゆみを伴う病気です。 ケロイド体質というケロイドが出来やすい体質と部位が関係します。 原因はニキビや吹き出物、ケガ、手術、ピアスも原因になることもあります。 胸、肩…

ステロイド外用剤について

ステロイドという塗り薬は皮膚の炎症を抑え、かゆみ、赤みを直す薬です。 湿疹、皮膚炎(アトピーも含む)、虫さされ、かぶれ、やけど、ケロイドの治療などに使われます。ステロイドという薬についてインターネットで検索してみると誤った情報が多く氾濫して…

ニキビ治療 その2(光線療法)

ニキビの治療方法で光線療法というものがあります。 ニキビの光線療法は当院ではアイクリアという装置を使用しております。これは近赤外線とブルーライトというそれぞれ波長の異なる光を照射する治療器です。実際照射すると、真夏の太陽の直射日光を浴びてい…

太田母斑(顔の青あざ)

顔面に見られる青あざは太田母斑と呼ばれます。太田母斑 このように通常は顔の片方に見られます。範囲は額、目の周囲、頬に見られます。 生後まもなくから徐々に色がはっきりしてきます。なお、その頃には全く見られず、思春期になってから発生するタイプも…

帯状疱疹(どうまき)

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は「胴巻き」という俗称で呼ばれますが、これは体内に残っている「水ぼうそう」のウイルスが再度活動したときに生じる病気です。 水ぼうそうは一回かかると二度とかかることはありません。実は水ぼうそうのウイルスは体内の神…

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングというのは、ある薬剤を肌に塗って表皮細胞を剥離させる治療です。10年くらい前から徐々に広まっていって、一時美肌ケアとしてブームの様になりましたが、現在日本皮膚科学会のニキビ治療のガイドラインにも記載されています。臨床テスト…

フラクショナルレーザー

フラクショナルとは「断片的な」という意味で、一気に広い面積全体に照射するのではなく、患部の皮膚に1ミリ前後のスポットで照射して断片的に穴を開けて治療を行う最新のレーザーです。 今年の8月にテレビ(ザ・ベストハウス)でも紹介され、かなり反響があ…

赤ら顔(毛細血管拡張症)

温度変化で皮膚の血管は収縮したり、拡張したりします。それに伴って皮膚の色も白っぽくなったり、赤くなったりします。これは生理的な現象で、冬場に外気に触れていた部分が室内に入り、室温または暖房で暖まった空気に触れると過剰に赤くなることもありま…