帯状疱疹
最近帯状疱疹(たいじょうほうしん)の患者さんが多く見られます。
帯状疱疹というのはこの辺りの方言で「どうまき」とも言います。
子どもの頃に水疱瘡にかかるとそのウイルスは神経節というところに潜んでいて死滅することはありません。通常は自己免疫でウイルスを押さえてつけているのですが、色々な原因で免疫が弱まるとそのウイルスが活動を始めることがあります。
季節の変わり目に多く見られます。昼が暑く、夜が涼しい時期になると自己免疫が弱くなるのでしょうか。今の時期肌荒れや日光アレルギーなど肌のトラブルが多くなります。ひとは過ごしやすくなる時期なんですが…。
治療は抗ウイルス薬を内服していただきます。
痛みを伴うことが多いので、痛み止めや赤外線などの光線治療も併せておこないます。
この病気はいきなり写真のような発疹はでません。
違和感やぴりぴり感がまず出てきて、2〜3日で徐々に発疹が見られます。
はじめは「虫さされ」、「かぶれ」と勘違いすることもあります。