眼瞼下垂と肩こり

眼瞼下垂とはまぶたを開ける「眼瞼挙筋」「ミュラー筋」の機能が低下して目が開きにくくなる病気です。

眼瞼挙筋、ミュラー筋はまぶたの瞼板という軟骨に付着していますが、それが外れたり、筋肉の力が低下すると発症します。

眼瞼下垂になると、まぶたが開けにくくなるのでその代償に前頭筋が働き、目を開ける補助をします。

前頭筋は眉毛を上に上げる筋肉で、頭頂部を介して後頭部の筋肉とつながっています。

前頭筋が過剰に収縮すると頭痛がしたり、肩がこったりします。

治療としては緩んだ筋肉を縮める手術です。この手術を行うと、当然目も開きますが、前頭筋の緊張が

緩みます。その結果、頭痛、肩こりが改善するというものです。

肩こりの原因がすべてこれではありませんが、まぶたが開けにくい方で眉毛が過剰に上がっていたらそ

の可能性があります。


術前は一生懸命眉毛を上げて目を開いていますが、十分には開いていません。


術後1週間でまだ腫れがありますが、手術直後から目は開き、すぐに肩こりが改善しました。