医療脱毛

医療脱毛(永久脱毛)について


まず、永久脱毛という言葉ですが、
医学的に永久脱毛というのは脱毛処置を行って6ヶ月以上毛が生えなければ永久脱毛の状態である、となっています。当院で10年前にレーザー脱毛開始して、脱毛が完了した部位に未だ生えてきていないのを見ると、永久に生えないといって差し支えないと思います(厳密に永久かというと、その人が一生を終えるまで生えないのを確認しないと分かりませんが)。

脱毛の方法には3つあります。

1:針(電気)脱毛
2:レーザー脱毛
3:光(フォト)脱毛



1:針(電気)脱毛
毛根に針を挿入して一瞬高周波の電流を流します。毛根にある毛母細胞を破壊して脱毛を行います。やけどや色素沈着のトラブルが起きやすく、痛みも強く、時間・期間ががかかるため現在では主流ではありません。


2:レーザー脱毛


医療機関では医療用脱毛レーザーを使って施術を行っています。医療用レーザー装置はいくつかの会社が製造していますが、主流はアレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーです。
当院では米国キャンデラ社のアレキサンドライトレーザー(ジェントルレーズ)を使用しております。全国的にもかなり多くの施設で使用されている実績のある装置です。当院では10年前から導入して治療をおこなっております。回数は部位により個人差はありますが、1〜2ヶ月間隔で5〜10回行えばほぼ永久脱毛になります。数ヶ月してまた生えてくるようであれば、まだ脱毛が完了していないと言う判断です。






3:光(フォト)脱毛

現在よくエステサロンで行われているようですが(フラッシュ脱毛という呼び名)、病院にある医療用器具とは出力が全く違うので効果は全く異なります。当院ではまず第一にレーザー脱毛を行いますが、レーザーの弱点である、色の薄い、細い毛の脱毛には効果を発揮しますので、レーザー脱毛で効果がでない「うぶ毛」に使用します。








治療回数について

数ヶ月毎に何回か施術するのは体毛には休止期と活動期のものがあり、レーザーも光も休止期の毛根には作用しないからです。休止期の毛根が活動を始めて毛が生え出して初めて治療に反応するようになるため定期的に繰り返しの治療が必要になります。


硬毛化現症について

はっきりとした原因は分かっていませんが、肩の辺りの脱毛処理を行うと処理前より硬い長い毛が生えてくることがあります。そのため、当院では肩の辺りの脱毛はお勧めしておりません。なおこの現象は全国的に報告されており、一度硬毛化を起こすと以降レーザーに反応しにくくなる場合が多いと言われています。