皮膚癌(基底細胞癌)

皮膚癌にも色々な種類があり、もっとも頻度が高いのは基底細胞癌というものです。

初期は一見「ほくろ」のようにも見えます。一般の方は間違いなく「ほくろ」と思われるはずです。

皮膚科医でも一見すると「ほくろ=色素性母斑」かな?と思うこともあります。

しかし、これをダーモスコープという皮膚の顕微鏡で観察すると

このように見えます。
黒い色素の散らばり方と蛇行する血管が特徴で生検(一部切り取って細胞の検査を行う)を行わなくても診断がつきます。

皮膚癌でも悪性度は低く、急激に大きくなることは少ないのですが、「がん」ですから適切な治療を行う必要があります。