とびひ

夏になり、汗をかく時期になりました。

とびひ」は伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)と言います。


このように水疱ができて、分泌物がつくとどんどん広がってきます。

火事が飛び火するように拡大するので「とびひ」という名前がついています。

原因は黄色ぶどう球菌、化膿性連鎖球菌などの感染によります。

感染といっても、これらの菌はもともと皮膚や鼻の穴の中にいる常在菌です。

あせもやアトピー、虫刺されで皮膚を掻いたとき、キズが出来きてその傷口に常在菌がつくと増殖して「とびひ」になります。

治療は抗生物質の内服、塗り薬になります。

ただし、汗をかいてそのままでは治りませんので、スキンケアとしてシャワーの励行が必要です。