太田母斑(顔の青あざ)
顔面に見られる青あざは太田母斑と呼ばれます。
太田母斑
このように通常は顔の片方に見られます。範囲は額、目の周囲、頬に見られます。
生後まもなくから徐々に色がはっきりしてきます。
なお、その頃には全く見られず、思春期になってから発生するタイプもあります。
レーザーにて治療を行います。
レーザーには色々と種類がありますが、青あざにはQスイッチレーザーという種類のレーザーを使用します。
一回では消えませんので、4ヶ月程度間隔を開けて繰り返し照射します。
どんなに濃いアザでも繰り返し治療を行うことでほぼ100%消すことが可能です。
レーザー治療は費用がかかる、というイメージがあるかもしれません。
10年以上前は保険が適応にならなかったのですが、現在は保険適応になっており、
3割負担で1回の照射が約9,000円です。
太田母斑の色は青黒い場合や薄茶色の場合と色には個人差があります。
この違いは色素の深さに関係があります。
青黒い場合は、アザの色素が皮膚の深くにあり、逆に浅い所にあると茶色く見えます。