がん予防ワクチン
今月(12月)の22日に製薬会社からガン予防ワクチンが発売されます。
子宮頸がんの原因の一つにHPV(ヒューマンパピローマウイルス)16型、18型
という発がんウイルスが大きく関係しています。
このウイルスは性交渉にて感染するのですが、感染したら100%ガンになるわけではありません。
正常細胞に感染しても90%以上は自然排泄されますが、残りの10%は悪性の細胞に変性していくと言われています。
ただし、この時点でも悪性細胞は自己免疫によって死滅しますが、そのうち数パーセントが発がんを起こすようです。
このワクチンはこの発がんウイルスに対する抗体を作り、体内にウイルスが入り込んでも感染を起こさせないようにするものです。
出来れば感染の機会が生じる前にワクチンの接種をすることがベストですので、10歳からワクチンの接種ができるようになっています。
このワクチンは3回の接種が必要で、初回から1ヶ月後、6ヶ月後となっています。
一度抗体が出来ると効果は20年以上は持続すると考えられています。
ガン治療も年々進歩を続けており、一部ですがついに注射でガンが予防できる時代になりました。