イチゴ状血管腫

小児の赤あざの一種にイチゴ状血管腫というものがあります。

生後直後に赤い斑点として発生して、徐々に赤みが強くなり膨らんできます。


このイチゴ状血管腫にタイプがいくつかあります。


小さくて膨らみがあまり無いものから、膨らみの強いものまで様々です。


通常の経過では徐々に赤みが強くなり、膨らんできます。


無治療でも就学時くらいには色も消え、平らになります。


治療を行う場合は、イチゴ状血管腫とわかった時点で早期にレーザー照射を行います。


膨らみの大きいタイプでは繰り返し照射が必要で、場合によっては1週間毎に照射します。




























上は治療前で中央は5ヶ月後(4回治療後)

下の写真は3年後の状態です。

膨らみの程度によっては治療後も跡(瘢痕)が残る事もあります。





また、腫瘤型で増大スピードの大きい物であるとレーザー治療の効果が全く無い場合もあります。





それでも早期に治療を開始したらレーザーでコントロール出来る可能性があるため、赤ちゃんに赤あざがあるのに気がついたらそれが出生すぐでも、受診していただくようお願いいたします。