治療費について(低価格の治療にはご注意下さい)

自費診療というのは国は関与しておらず、各診療所にて色々な条件で算定されているため、同じになることはありません。

同じ治療でも費用が異なるのは、スタッフの数、その治療にかかる時間、消耗品などにかかる費用なども反映されます。


手術の場合は技術料です。これはある程度手術の難易度、時間などが加味されます。またその技術を習得するのに要した時間、費用も関係します。

レーザー治療などは技術料に年間にかかるメンテナンス料金や消耗品、機械そのものの購入費用を加味して算定します。


薬や注射ですが、これは購入費用が大きく関係します。

最近は海外から輸入されて使用する薬品も少なくありません。

海外から購入するには関税、輸送料、輸入手数料などがかかります。


薬の価格ですが、実は同じ効果の薬でも販売価格は様々です。

ですから施術料金にも違いがでてくるのです。



最近ネット等の情報や患者さんからの情報からですが、我々が驚くような低価格で治療を行っているクリニックがあるようです。


どう考えても正規の薬の輸入価格を大きく下回っているのです。


これは正規品と偽ってニセの薬、質の悪い粗悪品を低価格で納入して使っているとしか考えられません。


患者さんはまさかそんな低価格の偽薬や粗悪品があるということはご存じないと思いますので、保険外の自費治療は安い方が良い、と思われるかもしれません。


低価格の輸入品には偽物が多いと言われます。ある製薬会社の調査では調査対象薬の80%が偽物で、薬害も考えられるものであったという報告もあります。


低価格の治療にはそのような落とし穴がる可能性があるので注意が必要です。