ケロイド

ケロイドというのは皮膚の一部が赤く、みみず腫れのように隆起した状態で、痛みやかゆみを伴う病気です。



ケロイド体質というケロイドが出来やすい体質と部位が関係します。



原因はニキビや吹き出物、ケガ、手術、ピアスも原因になることもあります。


胸、肩、背中、肘膝などの関節部、顔だと口の周り、顎、耳などに出来やすい傾向にあります。


治療は内服、塗り薬、注射、放射線療法などがあります。通常手術は行いません。

内服は漢方薬(柴苓湯、トラ二ラスト)

塗り薬、注射はステロイドです(貼り薬タイプもあります)。

薬による治療も大切ですが、患部に刺激(掻くなど)を与えないようにすることも重要です。

強い刺激を与えると確実に大きくなります。

治療を途中で止めるとまた、大きくなりますので、治療は長期間に渡りますが根気よく継続することが大切です。

治療中の状態








「肥厚性瘢痕」

ケロイドに似た状態で肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)という状態があります。


やけど、けが、手術後、重症のニキビのあとに発生します。

ケロイドとの違いは一時的に膨らみますが、徐々に平坦になり、赤みも消えてきます。

治療方法はケロイドとほぼ同じですが、最終的に手術が必要になることもあります。