ふたえまぶた
ふたえまぶたの手術方法には大きく分けると埋没法と切開法の2通りがあります。
1埋没法:
1ミリ程度の穴を開けて糸を通して、その糸はまぶたに埋め込みます。
「切開しない方法」と言われることがありますが、針穴程度(1ミりリ)の切開を行います。
ただし、この切開は縫合はしません。縫合しなくても翌日には閉じてしまいます。
術後の腫れは2日〜7日です。
この埋没法の最大の欠点は「いずれは二重のラインは消えてしまう可能性がある」という事です。
その欠点を補うための工夫はありますが、どのようにしても切開法のように永久にふたえまぶたの効果を維持するのは困難です。
また糸という異物が入っていますので、化膿することがあり、その場合は糸を除去する必要があります。
2切開法(部分切開法):
15mm前後の切開をして瞼板(けんばん=まぶたの裏にある軟骨)前の脂肪、眼輪筋を切除します。
これが埋没法との最大の違いで、この組織を十分除去することで二重のラインを保つことができます。
また、腫れぼったいまぶたでも脂肪を十分除去することで、すっきりしたまぶたに仕上げることもできます。
埋没法に比べると腫れの期間はやや長く、7日〜14日となります。
腫れはやや長く続きますが、仕上がりは自然で合併症がないので埋没法よりこの部分切開法の方がお勧めです。
3切開法(全切開法)
まぶたの全体(目頭から目尻まで)を切開します。
かなり腫れぼったいまぶたの場合や皮ふのたるみが大きい場合は切開を大きくして脂肪除去、たるんだ皮膚を切除します。